即構築・即増強
スケーリングが自動的に行われるので、需要が変動するアプリケーションの管理が容易になります。トラフィックが増加したときは、AWS の Auto Scaling サービスによって追加インスタンスが需要に応じて起動され、増加した負荷は Elastic Load Balancing サービスによって各インスタンスに分散されます。需要が縮小したときは、使用されなくなったインスタンスが Auto Scaling によってシャットダウンされるので、出費を抑えることができます。
トータルコストの削減
AWS ならば、サーバー、ロードバランサーやUPSといった各種の高価なハードウェアを用意する必要はありません。
また、サーバー群の設置にともなうネットワークや電源の確保といったインフラ周りの設計で頭を悩ませることもありません。
これらのハードウェアの所有と運用管理に伴う作業の労務負担とも一切無縁となります。
これらの運用管理業務に費やしていた時間を本来の業務に投入することでイノベーションの増大が可能となります。
AWS を利用すると、コスト削減とキャッシュフロー改善が可能であり、このメリットは利用規模の大小にかかわらず発揮されます。
高可用性
AWSサービスの各機能を組み合わせることで、信頼性、耐障害性、可用性が高いシステムを構築することが可能です。
例えば、ストレージサービスの Amazon S3 は、最大 99.999999999% の耐久性と 99.99% の可用性でデータを格納することができ、非常に高い耐障害性を持っています。
また、複数の AZに Amazon EC2 インスタンスを配置することにより、単一のロケーションでの障害からアプリケーションを保護することができます。同じリージョンまたは他のリージョンにおいて、複数の AZ で独立したアプリケーションスタックを実行することで、1つのゾーンに障害が発生した場合でも、他のゾーンでアプリケーションの実行を継続することができます。(Availability zones(AZ) は、他の AZ の障害から絶縁されるように設計されている個別の地理的ロケーションです)